2019/05/23

中学生になって初めての成績表をもらって帰ってきました。
長男が通う学校は二学期制。
いまだに二学期制の利点が私にはよくわかりませんが。笑
それはさておき、
「まったく勉強しない」一年生の長男。
多少は努力した時もありましたが、結局長続きしていません。
どんな成績を取ってきたでしょう。
そしてそれを見ながら我が家で会話した内容は・・・
成績表をなかなか出してこなかった
前期が終了し、
成績配布日というのがきちんと月間行事に書かれてあったので、
その日、成績表をもらって帰ってくることはわかっていました。
だけど、事前に「明日成績もらうんでしょ。楽しみだね~」なんて声かけしても
プチ反抗期真っ最中の長男としては、
「どうせ勉強もろくにしていないオレにそんなこと言って」!と
皮肉にしかとらないでしょうから。
なにも言わず、知らん顔でその日も送り出しました。
案の定、帰宅してからもしばらくは知らん顔。
スルーするつもりだったのでしょうかね。
提出物、授業態度も大きく評価される
しぶしぶ出してきた成績表。
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もちろん、満足な内容とはとても言えません。
そりゃ、見せるの戸惑っただろうな~という評価です。
でもね。
思ったよりも割と悪くはなかったんです。笑
あの、テストの点数の割に!!
学級懇談会で成績のつけかたの説明が事前にありました。
テストの点数だけでなく、
提出物、
ノートの仕上がり具合、
グループ討論での発言、発表の様子など
総合して評価するので、
日々の学校生活をこつこつと努力してほしいと担任のお話でありました。
息子はかろうじて提出物はまじめに出して、
日頃は授業はまじめに受けているらしいのでそれを汲んでもらったのでしょうね。
なにごとも毎日の積み重ねです。
マドラーの教え 課題の分離をふまえて息子に接する
プチ反抗期、思春期とはいえ、
中学に上がってからいっそう勉強しなくなった長男。
まだ小学生時代の方が、こつこつと宿題をしてましたよ。
中1前期の成績は思ったほど「最低」でもなかったですが。
それでもやはり苦手教科は悪かったですね。
特に苦手な数学!
これは本人も自覚しているはず。
本当はわかるようになりたいはずなんです。
いままでの私たち夫婦なら、
「この成績見てわかるだろ!
いいかげん、がんばりなさい。
勉強しなさい!
努力しなさい!」
なんていう声かけをしたと思います。
でもね。
ここまで大きくなってきていつまでもその対応、
上から押さえつけた対応ではだめなんだなと気づきはじめました。
最近、この本を読んで学んでいます。
楽天ブックス⇒ 嫌われる勇気 [ 岸見一郎 ]
ある方のブログで紹介されていて、最初書店で手にしたときは
難しそうで思わずすぐに本を置いて帰ったのですがどうしても理論を学びたくて
じっくり読んでいます。
すごく奥が深いですし、
いままで気づかなかった理論に驚きを感じつつも、
じっくりとかみしめて読むことで深い納得を覚えています。
そのマドラーの教えの中のひとつにあるのが、
「課題の分離」という考えかた。
テストが近いのにまったく勉強をしない息子。
提出物のワークを答えを見ながらただ仕上げる。
明日も学校なのに遅くまでテレビを観ている。
こういった状況、本当なら「コラー!!」としかりつけたいところですが、
これは全部、【長男の課題】なんですよね。
最後に困るのは長男自身なんです。
それを見ていられないから、あれこれ私たち親が先走って口を出してしまうから、
本人が自分で解決しようとしないし、
親の私たちに依存してくる。
「お母さんが、〇〇って言わなかったからしなかったー。」
このセリフですよ。
自立をさまたげてしまっている。
ですからね、今回この成績表を見ても私たちは特になにも怒ったり、諭したりはしませんでした。
ただ、どうしてもこのままじゃいけないと思われる「数学」だけは、
これでいいの?
あなたがもっと勉強したいというのであれば、
わたしたちが一緒に時間を作って取り組むこともできるし、
塾へ行きたいのなら、送り出すこともできるからね。
これはあなたの課題だけど、わたしたちは手助けはできるからね。
と。
そうメッセージを送りました。
肝心の息子は「うん」と答えただけ。
次の日も、普通にのんびりと校閲ガールを遅くまで楽しそうに見てたからちょっとカチンときましたが。
マドラーの教え。
何度も読み返してもっと理解していきたいと思っています。