2019/05/23

蒸し暑い季節がやってきました。差すような強い日差しと蒸せるような湿度。
心配なのが子供の熱中症ですよね。
スポーツをしているお子さんがいらっしゃるご家庭ではぜひ、
事前に熱中症の症状を把握して、
熱中症予防と対策方法を親子で確認していただきたいですね。
子供ってしんどくなったらがまんしてしまうんですよ。
熱中症の症状で運動中に起こるものは
野球をしているうちの息子たちにもまた熱中症を心配する季節になりました。
いままでの経験上、熱中症にかかりやすいのは夏真っ盛りの猛暑が続く7月8月というより、
急に暑くなってくる6月終わりから7月はじめ。
まだ体が暑さに慣れていないころ。
それまでは湿度も低くカラッとした暑さだったのが急に湿気を帯びて蒸し暑くなってきた頃。
子供たちはその蒸し暑さが体にこたえるようです。
昨年も息子の所属する野球チームでは6月の終わりから、
毎週のように数人、熱中症にかかるお子さんが出ました。
うちの息子も同様です。
その時は山奥のグランドで合宿中だったため、念のため救急車を呼んでいただきました。
長男が熱中症で救急車のお世話になった記事はこちらです。
前半、後半あります。
⇒熱中症になったら。救急搬送された病院で受けた診察はこんな内容でした
熱中症にかかるお子さんたちを見ていて気付いたことがあります。
ほとんどが、チームの中の最年少たち。
中学生のクラブチームですと、一年生たち。
中学生のチームに上がってきて初めて迎える夏の練習。
小学生のチームだと低学年。
中学生と同じく、野球チームに入って初めて迎える夏の練習。
体力のある子供たちで夏の暑さも多少は慣れているでしょうが、
朝から炎天下、蒸し暑さの中外で一日練習することに慣れていないのでは?とマメ子は思いましたね。
熱中症を訴えるお子さんたちの主な症状はこう。
頭が痛い。
目の前が白くなる。
気分が悪い。
手がしびれてきた。
吐き気がする。
寒気がする。
最後の「寒気がする」は我が長男が熱中症にかかったときに発したセリフで、
この言葉を重要視され、救急搬送されたわけです。
本来ならば暑いはずなのに、寒いと表現するのはすでに体がおかしくなっているとのこと。
さいわい、長男の場合は軽症でした。
熱中症の症状が出たらその場でどう処置する?
熱中症の症状を子供が訴えてきたら、
まず涼しいところに移動させます。
日陰、木陰。可能であればクーラーのきいた場所。
今回、この記事を書くのにリサーチしているとこんな情報もありました。
「冷房を効かせた車内」
なるほど!!グランド、河川敷などでスポーツをしているとき、なかなか冷房の効いた室内を確保するのは難しいのですが、
そういった場合引率者の車があるはずです。
まずは涼しい場所に連れてきて、
衣服をゆるめます。
靴下は脱ぎます。
ベルトもはずし、ズボンのボタンもはずしてゆるめます。
衣類が汗でぬれているようなら着替えます。
汗を濡れたタオルで拭きます。
足を高くします。
そして、脇の下、首の後ろ、足の付け根を冷やします。
大きい血管があるところでここを冷やすと効果的だそうです。
それらの処置をしながら、OS-1(オーエスワン)などの経口補水液を飲ませます。
そばでうちわであおぐなどの対処をしながら様子を見ますが、
それでも、
頭痛がする。
手足がしびれる。
嘔吐する。
などの症状があった場合は、
全員、病院に連れて行きました。
これはあくまでもマメ子の子供が所属しているチームでの昨年の様子です。
病院に行くとどの子も点滴をしていただいたようで、
一時間もすると回復して帰ってきました。
熱中症で頭痛がする場合はどうするの?
さて、今年も暑くなってきた先日の次男の野球チームの練習時のこと。
暑さを気にして給水休憩も多く取っていましたが、
どうもひとりのお子さん、小学5年生の男の子は頭痛がしていたようです。
元々運動は得意で体力のあるお子さんですが、野球チームに加入したのは今年の春から。
初めての夏の練習です。
休憩中、スポーツドリンクをきちんと飲んでいたのに頭痛がしていた。
ですが、それを言わずにがまんして練習を続けた。
帰宅後、頭が痛くて帰ってからも横になって過ごし次の日も頭が痛いのが取れなかった。と。
後日、お母さんから聞きました。
「軽い熱中症だったんだと思うわ。」
そういった場合、どうしたら良いのでしょう。
頭痛の度合いは本人しかわからないことです。
ただ、翌日も痛かったとのことでしんどかったことでしょう。
結果として数日で元気になって良かった良かったという話で終わるのですが。
なにが正解かはわかりませんが、
どうしても頭痛がしんどい場合は、翌日でも受診しても良かったのでは?と思います。
昨年、中学生のチームメイトで軽い熱中症だと思うけれど翌日になっても頭痛が取れなくて
受診して点滴をしてもらい元気になったという話を聞いています。
念のためという意味でも、思い切って病院にかかる方が安心なのでは?とマメ子の意見ですが、そう思いますね。
かかる病院は内科ですね。
小学生のお子さんの場合は小児科ですが、
週末の野球の練習時では当番医にかかることになるでしょうから、
小児科でなくても一般の内科でかまわないと思います。
熱中症になる前に親子で確認しておきたいこと
ここからがマメ子が一番お伝えしておきたいことです。
暑さが増してくるこの時期にお子さんと確認しておきたいこと。
スポーツされているご家族はもちろん、
熱中症はスポーツの時以外でもかかりますもんね。
暑いとき、
頭が痛い
気分が悪い
目の前が白くなる気がする
手足がしびれる感じがする
吐きそう。。。と感じたら。
恥ずかしがらずに、「しんどいです」と言える勇気を持とう!
長男が昨年救急車にお世話になったときもそうでした。
結局は、その旨を訴えることそのものが恥ずかしいんです。
自分だけ体力ないと思われる。
自分だけさぼろうとしていると思われる。
周りはみんな暑い中頑張ってるのに、自分だけ。
その思いが頭をよぎるからしんどくってもがんばってしまう。
もうちょっと、と思う。
そうすると本当にしんどくなってる。
んだそうです。
先ほどの5年生のお子さんもおそらく初めての熱中症ぎみの症状で、
チームでひとりだけ自分だけ「しんどいです」とは言えなかったのでは?と察します。
はずかしいことではないんですよ。
安心してください。
みんな同じような経験があります。
体力がないのでも、やる気がないのでもないですよ。
その日の体調も大きくかかわります。
寝不足の場合も同様です。
だから、「ちょっとヤバい」と思ったらすぐに離脱して近くの大人に症状を訴えてください。
なにごとも早いうちに対処するのが一番です。
本当にしんどくなってからでは大変なんですよ。
暑さでしんどい思いを今年初めてするお子さんには特にそのことを伝えてほしいと思います。
我が家でも長男、次男ともにあらためてまた今年も熱中症対策の話をしたいと思っています。
暑い夏ですがうまく乗り越えていきましょう。
大事なことを忘れていました!
夏場の練習時には保険証のコピーを念のため子供に持たせておきましょう。
カバンのポケットに入れてあることを伝えておきましょう。
チームによってはコピーの提出をしているところもあるかもしれません。
保護者が同行する場合は念のため、保険証を持ち歩いておくといいですね。
あくまでも万が一のためですが、持っていると安心です。