2019/05/23

木工用ボンドが蛇口の根元のこびりついた汚れ落としに効果があるって、
ご存じでしたか?
キッチンや洗面台の水回りの水栓の根元って
ゴリゴリした汚れがついてしまって茶色くなってしまっていますよね。
なかなかがんこな汚れで、
激落ちくんなどのメラミンスポンジや古歯ブラシでこすっても落ちにくいんです。
それが木工用ボンドを使うとスルっと汚れが取れてしまうんです。
なぜ木工用ボンドで汚れが落ちるのか
他にも汚れが落とせる物や汚れ場所
木工用ボンドを使うメリット、デメリット
これらをわかりやすくお伝えします。
労力はかけずにすっきりきれいになりますよ。
目次
木工用ボンドで蛇口根元の汚れを落とす方法
蛇口の根元にこびりつくあの茶色いかたい汚れの正体は、
「水垢(みずあか)」です。
水道水に含まれるミネラル分が固まって結晶化したものなので、
かたくて石のようにゴリゴリなってしまいます。
だから、簡単にスポンジでこすったくらいでは取れないんですよね。
・クレンザーを使う
・お店のポイントカードなど硬いものでこする
といった方法もあるようですが、
意外に使えるのが「木工用ボンド」なんです!
ボンドがお掃除に使えるとはピンときませんが。
やり方は簡単です。
↓
乾くまで待ちます。
たっぷり塗っているので目安はひと晩です。
↓
乾いて透明になったボンドをはがすと、
ペロリと茶色い汚れも取れる。
という公式です!
なんという不思議なことでしょう!
なぜ木工用ボンドで汚れが落ちるのか
なぜ木工用ボンドで、
頑固な汚れだけがきれいにはがれ落ちるのか不思議ですよね。
木工用ボンドは、
木製の製品以外にはくっつきにくい性質があります。
金属などにはつかないので、
汚れのみを吸着することができて、
そのまま乾いて汚れがはがれ落ちるという仕組みなんです。
その原理を知ったら納得ですよね。
木工用ボンドで汚れをしっかり取るための注意点
木工用ボンドで汚れをしっかりはがれ落とすための
大事な注意点があります。
木工用ボンドは水溶性なので水分に弱いです。
水分があると粘着力が弱くなってしまいます。
ですので、
水回りの蛇口で使う場合には、
しっかり根元の水分を拭き取ってから塗るようにすることが大切です。
乾くのにもしっかりと時間がかかってしまうので、
途中で家族がうっかり水をかけてしまったらどうしようもないので、
ラップをゆるく巻いて水がかからないようにするなど、
注意が必要です。
他にも汚れが落とせる物や汚れ場所
木工用ボンドで他にも汚れをはがし取ることが出来る物、場所はこちらです。
1.テレビのリモコン
テレビのリモコンの間ってどんどん手垢や汚れがたまっていきますよね。
木工用ボンドを厚めに塗ってしっかり乾かしてはがします。
注意点としてはしっかり乾かすこと。
そうでないとボタンの間にボンドが残ってしまいます。
2.ヘアブラシ
ヘアブラシの毛の部分って細かなので洗いにくいです。
ホコリや髪の毛と、頭皮などの油分も合わさって。
結構べっとりとした汚れになるんです。
ここでもしっかり厚めに塗ってしっかり乾かします。
ただし動物毛を使用したヘアブラシはこの方法は使えないので注意してください。
3.ガス台の溝
ガス台と作業台の間のスキマにゴミがうっすらたまりますよね?
油汚れやほこりなどが混ざった油分たっぷりの茶色い汚れです。
しっかり溝を埋めるように塗って乾かします。
4.健康サンダル
いわゆる健康サンダル、健康スリッパのような素材で、
凹凸がある部分の汚れにもこの方法が有効です。
5.換気扇の羽
少し古いタイプの換気扇の羽に有効です。
油汚れがたっぷりついている羽の部分全体にボンドを塗って乾かします。
換気扇の油汚れはホコリと油分の汚れでかなり頑固ですから、
1度でうまくいかない場合は何度か試してみるのが有効です。
7.自転車などのサビ
これは少し意外な汚れになるのですが、
自転車などのサビ汚れにも木工用ボンドの方法が有効なんです。
自転車の部品部分など気を付けていても、
気が付いたらサビがびっしり付いていることも。
木工用ボンドを使うメリット、デメリット
木工用ボンドを使って汚れ取りをするにも、
メリットデメリットがあります。
メリットは?
木工用ボンドは小学生が工作で使うだけあって、
どこの文具店にも取り扱いがあります。
1個200円弱程度で手に入って安価です。
粘着力が強いのでいままであきらめていた汚れがごっそり取れて、
やみつきになるほど。
デメリットは?
乾燥するのに時間がかかります。
しっかり厚めに塗ることで汚れが粘着してくれるので、
薄く塗る訳にはいきません。
塗っている間は使用できません。
特にテレビのリモコンなど不自由してしまうので、
時間帯に注意をしておかないといけないですね。
しっかり乾かさないと、
ボンドのねっちょりとした成分が残ってしまうので注意が必要です。
健康サンダルや換気扇の羽などに使う場合には、
量がたっぷり必要になってくるので、
意外とお金がかかってしまいます。
まとめ
木工用ボンドで蛇口根元の汚れを落とす方法をお伝えしました。
まさか、子供が工作で使うアイテムがこんなふうに頑固な汚れ落としに活用できるとはアイデアですね。
たしかに子供のころに、
手の甲や腕にむやみに塗って、
乾かして透明になったものを「サランラップ」って遊んでいませんでした??
こんな技があるなんてこれから困ったときには思い出してチャレンジしてみます!